![m終わったか2]()
シチリアと東京のハーフだというマリオ。マフィアの父とヤクザの母から生まれた悪玉ハイブリッドだというマリオが友達だというトミーのところへ現れる。
実はその仲間の金をくすねたというトミー。
「マフィアにゃ血の掟 ヤクザにゃ仁義…どっちにしてもくすねるのは許されねーよ…バカ」冗談を言いながらトミーを銃で撃ち殺してしまい、どうやら例え仲間だった者であっても仁義を欠く相手には容赦ない男らしい。ソファの中に金を隠していると聞き出したマリオ。
そこに紹介屋のケンが現れ、どうやら休む間も無く次の殺しの仕事をしないといけないらしい。
![m噂は聞いてる3]()
助っ人が必要だという次の仕事。そこで待っていたのは凄腕だという女の殺し屋サオリだった。男とは全く口を聞かないサオリ。
男嫌いで触れるのもタブーであり、その禁を破る者は持ち歩いているデザートイーグルの餌食になっているらしい。
対するマリオは女より金に魅力を感じるのだという。
トミーから奪還した金の入ったカバンをシーソーに乗せ、片方に乗っていたサオリを浮かせるマリオ。
トミーとつるんでいた集英組の奴らの始末など一人で出来るというマリオだが、彼らは慎重で武器は持ち込めないという事から彼女の力が必要と判断されたらしい。
![m狙撃4]()
実は凄腕のスナイパーだったサオリ。何と、ターゲットたちを遠距離から全員仕留めてしまったらしい。「オレ…必要だった?コレ…」自分はその部屋に行っただけで何もしてないだけに疑問に感じるマリオ。
しかし、ケンによるとトミーの代役と言って通じるのは友達だったマリオだけなのだと言う。しかも殺し屋だから完全には信用されないと言い、相手が緊張すれば確実にスナイプ出来ると考えていたらしい。さらにサオリならちゃんと一人だけ口が利けるように生かすと言い、金のありかを聞き出そうとするマリオとケン。
その背後を狙う男もいたが、それはサオリがアッサリと始末する事になったらしい。
「マリオは上手く話題になった…いい感じだ」
「どうも…ピエトロさん…」
「本番はここからだ…抜かるなよ」
「分かってます…」
そんなマリオの背後に、なにやら陰謀の影が…!?
ロレンツォから新たな依頼を受けるマリオ。
「女好きのエロ爺」だというフィリッポ・マンチーニがマリオとサオリを貸して欲しいのだと言う。
そのフィリッポの部下にピエトロがおり、何やら陰謀が渦巻く依頼だが、マリオには断る事は出来ないのか?
その夜、母の墓を訪れるマリオ。
「YOSHIKO ROSSI」と名前があり、どうやら2000年に亡くなっているらしい。
![m形見のピアス5]()
この仕事が上手くいけば顔役として自分もシマを任せられるというマリオ。だが、男としゃべらないサオリとの交渉など不可能!?他所の仕事であるから自分は関与しないというケン。
「フン…通訳料は千ドルだ」一体どういうマジックなのか、ケンにはそんなサオリとも交渉する術があるらしい。
そんなサオリに母の形見のピアスを一つやると言うマリオ。
「オレの仕事を引き受けてくれた礼だ それと…」
「この間は…助けてくれて…感謝している…」
そんなマリオに意外そうな表情をするサオリ。
「私も…てんびん座…」
何と、サオリがしゃべって来た!?
「気に入られたな…滅多にあることじゃねーよ オレだって話すまで4年かかった」
「オレがいくつか仕事用意してやっからサオリと組んで二人でやってみろ…オレ無しで慣れといた方がいいだろ」
実は結構苦労していたらしいケン。
そんなケンの紹介で仕事をこなし、サオリとのコンビを確立させて行ったマリオだったのだが…。
実は、サオリは13歳で里親を銃で撃ち殺しており、駆けつけたポリスによるとその際彼女は全裸だったが赤いドレスを着ているかの様に真っ赤だったんだとか。
よく笑う優しい子だった彼女だが、それ以来別の人格になってしまったらしい。
![m何のまね6]()
依頼者のところに行くなり、いきなりサオリと二人きりになろうとするフィリッポ・マンチーニ。金を渡されどうにもならないマリオは一応忠告はするのだが…。
「ピエトロ…何のマネじゃ?」いきなり牙を剥いて来たピエトロ。
何と、ここでフィリッポを殺せば自分が顔役になれると言い、来た際に預かった銃を使えば男嫌いの殺し屋サオリに手を出してなるようになったというシナリオが出来上がるらしい。
だが、ピエトロはそんなサオリの力を見誤っていたのか?
何と、ピエトロから銃を奪ってフィリッポを殺して逃げてしまったらしい。
そんな思わぬ結果にかなりヤバイ事になってしまったマリオ。
ロレンツォお抱えの殺し屋がフィリッポを殺った事になっており、サオリを見つけないとマリオの身にも火の粉が!?
![m女の死体を7]()
そんなマリオにサオリの始末を依頼するフィリッポの叔父貴。何と、殺せば50万ドルをくれるのだという。
しかし、期限は一週間で、死体を持って来れなければその50万ドルをそのままマリオの懸賞金にするらしい。「間に合わなければ他の者にやらせる」
「血は血でしか購えない…これが血の掟(オメルタ)だからね」持ち逃げできないから50万ドルは渡すと言うピエトロだったのだが…!?そんな逃亡中のサオリだが、ケンによれば依頼を受ける時は出て来るのだと言う。
ケンの紹介でアッサリと接触に成功するマリオ。
そのケンとの話し合いで、サオリを殺す事に合意するマリオだったのだが…。
果たしてマリオの言葉は本音だったのか?
一緒に自分と逃げようとサオリを誘ったマリオ。
「オレは…お前の事が好きだ」
「お前は…お袋に似てるんだよ…少し…」
そんなマリオの言葉に涙を浮かべるサオリ。
「マザコン…」
その一言を放った後、隙をつかれてケンに撃たれる事になってしまったらしい。
![m何の冗談9]()
サオリを始末して全てが終わったかに見えたマリオたち。だが、待っていたのはまさかのケンの裏切りだった!?実は、フィリッポを殺したのは部下のピエトロであり、ケンは裏でピエトロと組んでいたのだという。渡された50万ドルはそんなケンへの報酬だったらしい。![m死ね10]()
だが、そんなケンがサオリに撃たれてしまった!?一転して立場が逆になるケン。
結局、サオリは致命傷ではなかった様です。
マリオに助けを依頼するケン。
「この…ケースの金は…全部…お前のだ…」
「すぐにオレを…医者へ…」
シーソーに体を預け、サオリを浮かせるケン。
正にマリオが自分で示した「女より金」の状況であり、いつものマリオなら金を取るとケンも思っていたのかも知れません。
「お前のジョークも本当笑えねーな もういい…」
何と、ケンに銃を向けるマリオ。
マリオの引き金の軽さを知るケンとしては、もう覚悟を決めるしかありません。
![m最後の頼み11]()
「最初はよ…お袋の命を助けたくて金を稼いでた…」
「それがいつの間にか…今じゃ金のために人を殺してる…」サオリをも始末しようとしたマリオ。
「すまねーな…サオリ…こんなくだらねェ男に色々してくれて…」だが、マリオはサオリを生かす事にしたらしい。
「最後の頼みだ」
「こいつを頼む…」
一つだけあげたピアスのもう片方を渡すマリオ。
この世界にうんざりし、お袋に会いに行く事にしたらしいマリオだったのだが…!?
かくして、愛を知り生き残ったサオリだが、果たしてこれからも闇の世界で生きていく事になるのか?
あるいは、マリオの後を追って行ったのでしょうか…。
という事で、久々の新作「マリオ」でしたが、「NARUTO」とはまた違った世界観で、なかなか楽しかったですね。
その一方で、オープニングの「愛の絵」や、シーソーなど意味あり気な演出は「NARUTO」の作者ならではという気がしました。
これがもし連載となった場合、やはり青年誌という事になるのか?
もしかすると設定を少年的に直して将来ジャンプ本誌に登場する事になるのかも知れません。
その時は今回はあまり見られなかったサオリ(もしくは新ヒロイン)とのコンビプレイの様なものも見てみたいですね。
まあ、「NARUTO」をゃっているうちはそんな事にはならないと思いますし、まだまだ先の話だとは思いますけどね(笑)。
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